朝から晩まで、ただひたすら永遠にも近い形で私達はずっと
二人でいちゃいちゃしていた。
誤解があってはいけないけれど、事実だからしかたがない。
理由はちゃんとある。
メリーが好きだからだ——ではなく、秘封倶楽部の活動を兼ねて
ある《不思議な日》を待っていたからだ。
風の噂で耳にした内容に、メリーは随分と興味を持ったみたいだ。
それはそうだ。恐らく彼女の能力と繋がる出来事なのだから。
目が覚めると、隣にはすでに誰もいなかった。
勝手な妖怪はいつものようにどこかに消え失せ、すでにいない。
博麗神社に訪れる秋は、少し寂しく、切ない。
秋が過ぎれば冬が来る。そうすれば、あの妖怪は眠ってしまうだろう。
それまでの戯れくらいには、寛容にしてもいいかもしれない。
だから、少しだけ彼女の話に付き合おう。
眠りにつくまでの、ゆめうつつの中で。
手を取って、ぎゅっと握って、夜を駆ければ異変はすぐそこにある。
宇佐見蓮子と、マエリベリー・ハーン。
ふたりでひとつ、秘封倶楽部は今日も行く。
「ねえ、メリー。覚えてる?」
「何かしら、蓮子」
いつか別れが訪れるとしても、
今は手に手を取って、ひた走る。
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